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2011/09/19(月) 13:32:54.48 ID:O9I7RA1k0
「あーとにかくだ」
緊張しているのが伝わったのか笑いかけてくれる。
ただ残念なことに、にこやかという表現からはかなり遠く、ニタリ、という言葉がぴったり当てはまるような、笑顔とよぶにはあまりにも好戦的な笑みであったが。
でも僕も友達が少ない(過去には一応いたわけだから少ないが適当だろう)そんな一人として小鷹さんが思いやってくれているであろうことは理解できた。
まぁそれでもこちらの返す笑顔は若干ひきつってしまったのだが……。
一方女の子、夜空さんはその笑顔に対し平然としたものだった。
でも小鷹さんはそんな僕の態度を気にしていないのか、あるいは気づいていないのか、そのことをおくびにも出さず平然と話を続けてくれたし、夜空さんもそれについて何も言わないでいてくれた。
本当に良いペアだと思う・・・・・・なんていうか独特の雰囲気がある。
ひょっとしたら付き合っているのかもしれない、ヤンキーってモテるらしいし。
こうしてみるとさっき夜空さんから感じた無関心さは誤解だったのかもしれない。
僕の気のせいで二人とも仲間には案外優しいのかも・・・・・・そんな期待を抱いて応えようとしたとき窓に何かが張り付いていることに気づいた。
びっくりして声をあげて窓を指さすのと、ドンドンと激しく窓がたたかれるのは同時。
二人も音にびっくりしてか窓の方を見る。
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