過去ログ - 召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その32
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160: ◆1otsuV0WFc[sage saga]
2011/09/20(火) 18:27:34.31 ID:EKu+XmzUo
岩を持ち上げようと両手を上げるが、岩はやや動くものの、移動するには至らなかった。

今度は両足も用いて岩をなんとかしようとするが、これもやはりうまくはいかない。

天才「……冗談じゃねぇぜ……おいおい」

思いの外、ダメージを負った天才の肉体。自力での脱出も困難な状態であった。

天才「……ん……ぬおおぉぉぉぉ!」

グググッ…ググッ…グッ…

天才(……ははっ、俺様とした事が情けない限りじゃねぇか……!)

苦笑する天才はやがて、両手両足の力を抜き、暗闇の中でゆっくりと目を閉じた。

天才(はぁ……単身で良かったわ。こんな情けねぇ姿、誰にも見せらんねーよ……)

背中にあたるツヴァイハンダーを、居心地悪そうにもぞもぞと姿勢を整え、仮眠に入る。

天才(ひとまず休憩だ。あの威力じゃサルワもすぐには動くまい……)

体力を戻しつつも現在、そして明日以降の作戦の為、天才の脳内は目まぐるしく働いていた。

天才(読みが正しければ今日の交戦はこれで終わる。そして……勝負は明日……)

次第に呼吸を整えると、天才はそのまま眠りについた。

そして訪れる日没と同時に、彼の読み通り、4日目の交戦は終わりを迎えた。


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