過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 肆匹目
1- 20
951: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/10/20(木) 23:24:43.77 ID:FBh3TGTEo

ただ一点、世界で一番、恐らくサーシャの両親よりも彼女を可愛がっていたワシリーサにとって、
そのサーシャも守れず地に伏してしまった事が何よりも悔しかったのだ。

実際、ワシリーサもサーシャも、その時居合わせていた神裂火織もレイヴィニアもその部下も、
襲撃を受けたロシア成教の魔術師も全員、不可解さを覚える程に"無傷のまま意識を断絶させられていただけなのだが"、
ワシリーサにとってはそれもまたどうでもいい事だった。


サーシャ=クロイツェフを危険に晒してしまった。


「上司失格よ……。 『サーシャちゃん命』を宣言する身なら、
 私が粉々にされようともサーシャちゃんを守るべきだったのに……………」

「わ、ワシリーサ………」


どんな時でも場所でも状況でも、己が信念を歪ませぬあの変態修道女が
何時になく本気で落ち込んでいるっぽい。
初めて目の当たりにするワシリーサの気息奄々な様子に、サーシャはどうリアクションをすればいいのか
分からないでいた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/434.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice