過去ログ - ほむら「ついかっとなって一巡目の世界にループしちまった・・・」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga sage]
2011/09/15(木) 00:44:20.85 ID:0K/e0TF30
オクタヴィア「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 彼女が、それを許すはずも無い。自身の為の演奏を邪魔された美樹さやかの魔女は怒りに剣を振るう。ワルプルギスの夜へと。暴風の膜を何度も何度も切りつける。何度も何度も、狂ったように。それを、マミ、杏子、まどかは呆然と眺めていた。

ほむら「尤も、彼女では力不足でしょうね・・・杏子、お願い。ワルプルギスの夜に自分が回転しているという錯覚を与えて。一瞬で良い、その隙に、マミ、貴方はワルプルギスの夜を拘束して」

マ・杏「「・・・了解っ!!」」

ほむら「・・・まどか、弓を出しなさい」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「早く!!」

まどか「は、はい!!」

 ほむらに叱責されてまどかは慌てて弓を出した。

ほむら「構えて」

まどか「はいっ!!」

言われるまま、弓を構えて、ワルプルギスの夜へと向ける。
だけれど・・・嵐の中と疲労で、体が寒気に襲われて、手がかじかみ、中々照準が合わせられないー―。

ほむら「強く・・・一撃で、必ず仕留める」
 
自分の手に乗せられた、温かい、ほむらの手。彼女は冷然とワルプルギスの夜へと照準を固定すると、まどかの手と共に、弦を引いた。

強く。

杏子「ロッソ・ファンタズマ!!」

その間に、杏子とマミはほむらの作戦に従い、ワルプルギスの拘束を試みた。
次第に杏子の幻術によって、ワルプルギスの夜の動きが鈍くなる。

杏子「くっ・・・長くは持たない、早く!!」

マミ「解かってる!でも、竜巻が消えない限りは弾丸が届くかどうか!」

ワルプルギスの夜の周囲に、未だ渦巻く風の障壁。それがマミの邪魔をしている。

だが。

オクタヴィア「ヴォオオオオオオオオオオ!!」

それを知ってか。知らずか、巨大な人魚の魔女は剣を振るい、竜巻を裂いた。

マミはその瞬間を逃さなかった。

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

金色の弾丸は軌跡を残しながら、宙を翔け、解体し、ワルプルギスの夜へと食いかかる。――ワルプルギスの夜は、静止した。


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