過去ログ - ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ14
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[sage]
2011/09/17(土) 20:30:11.67 ID:HayEMe+DO
唯「ばすけっ!」
高めのドリブルでじわじわと梓に詰め寄る敵チーム、青の10番。梓が一歩踏み出しカットを狙うも、相手に躱され、左手は空を切る。
直ぐに体制を立て直すと、左サイド、スリーポイントラインの内側に構えた4番へパスを出した。2-3のゾーンの形が変わり、梓に代わり唯が一線となる。
4番は持ったまま、一歩、素早く足を前に出す。唯は僅かな反応を見せるも、腰を落としたまま、ボールと相手の目線を捉らえていた。
相手は足を引き、ドリブルをついた。24秒ルールでは、あと10秒。そろそろ勝負に出るだろう。唯は、一層気を引き締め、カットのチャンスを狙った。
4番が低いドリブルを二回、ついた。
「唯先輩4番来ます!」
梓が声をかけた瞬間、敵の4番は唯と律の間に低いドリブルで詰めてきた。ドライブのフェイクでディフェンスを縮める作戦かもしれない。しかし、梓はドリブルの低さとギアの切り替えの早さで、確実にドライブすると判断し、敢えて唯に声をかけた。
恐らく相手はその一言で僅かな隙が出来るだろう――そう考えたのだ。
唯は梓の声を聞き、律と連携して素早く間を閉じる。
相手はほんの僅か、スピードが落ち、その閉じた壁にぶち当たった。
すかさず、審判のブザーが鳴る。
「チャージング!青4番!」
相手は息を切らしながら、右手を上げた。これで4番のファウルは3つ目。チームファウルは6つになった。
梓の狙い通りだった。僅かな隙が、ドライブを遅らせ、シャットに気付く前にディフェンスに当たらせる。つまり、オフェンスファウルをさせたのだ。
一瞬でも遅れたらディフェンスファウル、または抜かれて点を取られていたかもしれない。それに、唯や律もそこまで馬鹿はない。梓に声をかけられなくとも閉じていただろう。しかし、相手のドライブをする時のモーションが梓には、判っていた。
そろそろ4番は交代するだろう。
梓は心の中でガッツポーズをした。
誰か書いてくだしあ
一つ言っておくと、篭球部に乗っかった訳じゃないです。
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