3: ◆3/LiqBy2CQ[sage]
2011/09/15(木) 20:00:03.26 ID:+wTNpPwyo
木製の引き戸を開く。一歩踏み入れた先は、夜の暗さ、静けさが嘘の用に眩しく、騒々しく。
眩しく、騒々しく、そして煙く。挙句の果てに響くのは下卑た笑い声ばかり。
……安い飲み屋というのはつくづく嫌になる。汚れてもいい格好で行け、と言われたことを身に染みて思い知る。実際、なるべく安い服を着て来たつもりだけれど。
ともあれ、いつまでもウンザリしてはいられない。目当ての人達の姿を探す。実に半年振りくらいにはなる、その姿を。
……数歩踏み入れ、店員に声をかけられるのと彼女達皆が私に気づいてくれるのは、どちらが早かったか。
律「おっ、来た来た」
澪「おーい、ムギ!」
梓「こっちですよー!」
唯「ムギちゃん!」
紬「――みんな、久しぶり」
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