7: ◆3/LiqBy2CQ[sage]
2011/09/15(木) 20:03:35.32 ID:+wTNpPwyo
紬「……唯ちゃん、今度、二人で会えない? いろいろお話したいな」
律「お? デートか? 不倫か?」
澪「バカ」
すっかり水分を大量に吸い込んだハンカチを澪ちゃんがりっちゃんの顔面に投げつけた。
しっかり顔面で受け止めているあたり、この二人は変わらずいいコンビなんだなぁ、と思う。
……私と唯ちゃんも、せめてそれくらいになれたらいいのにな。今からでも。
唯「ん、出たら電話して聞いてみるよ。ムギちゃんの都合のいい日はいつ?」
紬「いつでも。寿退社したようなものだから、一言告げれば都合はつくわ」
律「琴吹だけに!」
澪「うるさい」
梓「しかも『元』琴吹ですよ」
……梓ちゃんのその言葉は、少しだけ胸に響く。痛みを伴って。
そう、私は変わってしまった。私だけが変わってしまった。
世間一般からすれば、私が皆を置いていった形。私のほうが正しくて、皆が遅れているだけ。
でも事実が何であろうとも、私は孤独だった。
正しさなんていらなかった。一人きりで先に進む意味なんてなかった。
私はただ、寂しくない場所が欲しかった。満たされる場所が欲しかった。小さな幸せが、喜びがあればそれでよかった。
……唯ちゃんなら、それをくれるんじゃないかな。同じ想いを抱いていて、同じ想いを捨てた唯ちゃんなら。それがわかった今なら、私の事ももっとわかってくれるんじゃないかな。
心から愛している人と一緒になる、そんな大きな幸せは、もう諦めた私だけど。
その分こういう小さな幸せには貪欲だった。小さくても必死に縋りたくなるほど、今の私は、毎日に楽しみを見出せないでいる。
……そうでなければ、手首なんて切りはしない。
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