6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/09/15(木) 21:41:22.09 ID:dLTSi8430
それでも。
やはり。
私は今でも戦場ヶ原先輩が好きだ。
好きで好きで仕方ないのだ。
好きじゃなかった時は一度もないと言えるほど。
それほど私は戦場ヶ原先輩のことが好きだ。
どうかもう一度だけ、戦場ヶ原の先輩の隣にいられるよう願えるなら、願えるなら。
私を恋人にしてほしいなと、そう切に願う。
そんな恋はいつか私の中でなかったことにされるのだろうか。
戦場ヶ原先輩に恋をした事実が。
「いつか阿良々木先輩に、お前じゃダメなんだよと言われたことがあったっけな」
なぐり合った時だ。
昨日のことのように思い出せる。
「戦場ヶ原先輩……」
暗くて見えない天井を見ながら私は涙を流した。
そして、いつの間にか起きた。
寝ていたらしい。
「もうすぐ学校で阿良々木先輩や戦場ヶ原先輩たちと会えるな」
夏休みの時に会ってはいるが、学校で会うのはまた別物だ。
「戦場ヶ原先輩の制服、楽しみだなぁ」
ノースリーブヤッホー。
カッターシャツで袖をまくってる阿良々木先輩ヤッホー。
楽しみである。
この日のために体も絞っておいた。戦場ヶ原先輩にいい体だと言われるためだ。あと阿良々木先輩に嫉妬されるためだ。
阿良々木先輩は当然、夏休みの宿題をやっていることだからいまさら何をあわてているのだというところだろう。私も当然終えている。
しかしこういう時、やはり学力の差を感じずにはいられない。
同じ高校に通っているとはいえやはり私は付け焼き刃の受験で合格してしまった感が強い。動機は戦場ヶ原先輩だし。
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