過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(回想)
[saga]
2011/09/22(木) 03:53:02.72 ID:Lyas52jRo
「貴女より、私より、辛い思いをした人を私は知ってる。でも私は貴女をなじったりはしない」
暁美ほむらはそう言って、マミに関係を持ちかけてきた
不思議な口説き文句で、鹿目まどかとの仲に行き詰まりを感じていたマミはその言葉に縋りつく
純粋に貴女に好意を寄せています、という言い回しでなかったところがマミにはありがたかった
まどかとの関係がまさに「先輩と後輩」の敬意や好意の延長線上から始まっていたからで、
マミはそんな自分をとても汚いと思った
「マミさん! お久しぶりです!」
全く素敵な偶然で、まどかや美樹さやかの二人が、マミのいる職場で働くこととなった
近くに身寄りが無い上、見滝原から離れることの出来なかったマミには、
彼女達の存在は生きていく上での大きな励みとなった。大げさに聞こえるだろうが、本当だ
部署こそ違えど、二人はスケジュールをマミの方に積極的に合わせ、
休みの時には皆で遊びに出かけたりした。うん、少しだけ懐かしい
とある休日のこと
二人と街中で偶然出会ったマミは、共にいた佐倉杏子という女性を紹介された
最初はただの友人かと思っていたのだが、どうやらそうではないらしい
「さやかちゃんと杏子ちゃん、恋人同士なんです」
二人のいない所ででまどかがマミにそっと教えてくれた
そうか、そういうこともあるのだな、という素っ気ない感想をマミは抱く
「でも、美樹さんって……」
マミの疑問をまどかは遮って、
「すっごく仲良しなんですよ?」
自分のことのように喜ぶまどか。えへへと笑いながら答えた姿が印象深い
そう、鹿目まどかという子は、まず目の前にいる誰かを想う。本当に、本当に良い子だ
さやかと杏子の二人のやり取りを見て、マミが最初に思ったのは「おかしな二人」
杏子という女性は言葉遣いも荒いし、食事のマナーもあまり良くない
杏子が細かい粗相をすると、すかさずさやかが、
「あんた、いい加減にしな?」
と半分怒り気味で言い、それを受けた杏子が、
「へいへい」
と半分面倒くさそうに返す。まるっきり漫才のようだが、微笑ましいとはちょっと言い難い
「これって仲良しなの?」
マミがこっそりまどかに訊くと、まどかは素敵な笑顔で言う
「ええ、とっても」
そうか、そんなものなのだな、とマミは思い、
「そう。羨ましいわね」
と呟いてしまった。すると、何故かまどかの表情が少し曇り、
「……マミさんは恋人とかいないんですか?」
こんなぶしつけな話題、申し訳ないという態度でまどかが訊いて来た
いる、という嘘のつけない反応をしてしまった自分を悔いて、
「恥ずかしながら」
と、おどけて答えるのがマミには関の山。しかし、それを受けてのまどかの言葉は、
その時のマミには全くの予想外であった
「……私じゃ、力に、……マミさんの力になれませんか?」
振り返ってみて改めて思う。わざとではなくても、誘い込んだのは、私だ
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