過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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206:ほむマミ派(さやかは顔を洗いました)[saga]
2011/09/30(金) 23:14:06.41 ID:3b2Xk1GAO

 志筑仁美のアパート (巴マミの復旧より三時間程遡って)


仁美「とりあえず御顔を洗ってらして、さやかさん」

志筑仁美はそう言って、洗濯済みのタオルをタンスから出し、美樹さやかに手渡した。

さやかは洗面台でメイク落としと洗顔を兼ねたジェルを、自分の顔に馴染ませる。
今、あまり自分のことを凝視したくないさやかだったけれど、そうも言っていられない。

さやか(ひっどい顔……)

元々薄化粧のさやかは、苦もなく崩れたメイクを洗い流す。少し勿体ない気もするけど、水道は流したまま。
なるべく急いで済ませよう、という焦りが作業の完遂を遠のかせ、しかも自身はそれに気付かないという悪循環。
思いの外、彼女は追い詰められている。

流れ落ちる冷たい水を掬って顔に浴びせる、というシンプルな行為が気持ちよい。
さやかはそこに逃げ込みそうになっていることを自覚し、慌てて水道のコックを下ろした。
仁美から借りたフェイスタオルに洗い上がった顔をうずめる。微かな芳香。

さやか(ああ、気持ち……って、うん、キリがないや)

なにはともあれ。
顔を洗うという作業を終えることで、さやかは心の濁りもほんの少しだけ取り払えた気がした。


まあ、気がしただけなんだけど。


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