過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(さやかは料理が出来るのを黙って待ちました)
[saga sage]
2011/10/03(月) 22:29:02.79 ID:QwWazvjyo
バターを火にかけた時の良い匂いが、さやかの方まで漂ってきた。
さやか(……オムレツ? オムライス?)
社食で食べたうどんは七割弱残してしまったさやかであったため、
食欲を刺激される匂いには敏感になっているらしい。
さやか(現金だね、あたしも。でも、なんの反応も出来ない状態になるよりマシか……)
さっき残したうどんは最終的にどこへ行き着くのだろう。
そんなことをふと考えるさやか。
さやか(食べられもせずに燃やされて終わりかな……)
今、本当に考えなければいけないこと。
今、しなければならないことから目を逸らし、
さやかは普段であれば気にも留めないようなテーマに思考の大半を傾けようとしている。
そんな自身の逃げ腰を重々承知の上で。……でも。
さやか(……やっぱダメだ。頭、働かない)
仕方がないので、本棚に並べられた本のタイトルを黙読することにした。
和洋中それぞれの料理に関するもの、見映えのする配膳方法、調理器具のカタログ、
料理と酒の各々のマッチングについて書かれたもの、
店内の照明色と料理の相性について述べられたもの、等々。
どの本にも付箋が挟み込んである。
本の上からぴょこぴょこと突き出していて、見た目はお世辞にも格好良くはない。
よく目を凝らすと、何故かはわからないが、囲碁の本がポツンと挟まっていて、
さやかにはそれがちょっとだけ面白かった。
さやか(勉強熱心だ、仁美は)
シェフという職業を経験したことのないさやかだったけれど、
これだけ心を割いて仕事に身を捧げているのだというところを見せられると、
仁美は自分よりずっと苦労を重ねているのだろうな、と勝手に思ってしまう。
さやか(なんてこと思われたくはないだろうな、きっと)
考えては、否定し。考えては、打ち消し。
堂々巡りを地で行くさやかに、レストラン上条のメインシェフ志筑仁美より声が掛けられた。
仁美「お待たせしました、さやかさん。ランチメニューに加えようかと考えていますの。このオムレツ」
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