過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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216:ほむマミ派(さやかは試作メニューの感想を仁美に述べました)[saga sage]
2011/10/04(火) 19:03:14.94 ID:3HIJ+RHLo


 小ぶりなオムレツである。試作メニューだからだろうか。
 仁美はそれを半分に切り分けた。中から固まっていない卵が流れ出るようなこともない。
 何かが混ぜ込まれているのがわかる。きのこの類だろう。

仁美「さあ、お食べになって。一口目の感想を聞きたいんですの」

 そう言って仁美が切り分けたオムレツを皿へ取り分け、さやかの前に差し出す。
 さやかの気付かないうちにナイフとフォークも用意されていた。

さやか「……いただきます」

 一口分を小さく切って、口に運ぶ。

さやか(あ、おいしい)

 昼食時には感じなかった味覚も非常にハッキリと感じられる。
 きのこの種類はしめじだと思う。卵の風味を邪魔しない程度の味付け。
 つなぎとして炒め玉葱も入っているのがさやかにはわかった。

 よく咀嚼して飲み込む。さて、どう言えばよいのやら。
 
仁美「あまり考えないで下さいまし。なるべくシンプルな感想がよいので」

さやか「えっと、食べやすい、かな。あたし、昼御飯残しちゃったんだけど……」

 成る程、と仁美は返事をして自分の分のオムレツを一口食べた。
 やはりよく噛んで飲み込み、それから何かを考える難しい表情になった。
 仁美のこういった顔付きを見るのが初めてのことで、さやかは少し驚いた。 

さやか「……おいしいよ、とっても。メニューにあったら頼むと思うわ、このオムレツ」

 これまた気付かないうちに用意されていたミネラルウォーターを飲みながらさやかは言った。

仁美「良いのですけれど……家庭料理なら」

 ふむ。どういうことだろう? さやかは少し興味が湧いてきた。

さやか「クオリティが及ばないとかって話?」

仁美「いえ、方向性、ですかね。言葉にするのなら」

 それだけ言って仁美はまた考え込んでしまった。
 なんとなく自分の感想がまずかったのでは、とさやかはいらぬ心配をしてしまう。


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