過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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280:ほむマミ派(女性の話に耳を傾ける杏子)[saga]
2011/10/22(土) 09:55:22.81 ID:RHoXrA5AO


杏子『……どうして、ですか?』

継母『「問題行動」を起こさないように』

 女性は初めて杏子が出会った時と同じような、感情を抑えた口調で答えた。

継母『全くもって、人権無視もいいところよね。そして、私もそれに加担してるってワケ』

杏子『やめて下さい! そんな言い方……』

 思わず叫んでしまった。

 これ以上聞かなくても、問題行動、という言葉が何を指しているのかは大体想像がつく。

 それより杏子が耐えられなかったのは、
 隣の女性が自分自身を突き刺すような物の言い方を敢えて選んでいるようにしか見えないこと。

継母『貴女もあの子に同じような物言いをしたことがあったはずよ?』

杏子『……え?』

 女性は動じることなく、杏子に問い掛けてきた。

 少し間が空く。

継母『大丈夫、慣れてるし』

杏子『あっ』

 思い出した。

 初めて少女の家に招かれた時、
 杏子は確かにその言葉を少女に対して口にした。

 女性は一度溜め息をついて、また話し出した。

継母『あの子言ってたわ、
   「杏子ちゃんみたいないい子が、なんでそんなことを口にしなくちゃいけないのかわからない」って』

杏子『あの……』

継母『私もそう思う。心の底から、本当にそう思う』

 杏子は何も言えなくなった。
 ただ、黙って女性の横顔を見ている。

 また溜め息をついて、女性は口を開いた。

継母『……杏子ちゃんも、そしてあの子も、私から見て本当にいい子よ。間違いなく』

 でも、それだけじゃダメなの、と女性は付け加えた。

 杏子は相変わらず、返す言葉が見つからない。


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