過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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281:ほむマミ派(女性に打ち明けられる杏子)[saga]
2011/10/23(日) 08:20:25.04 ID:ran5En9AO


 杏子の家の前まで到着してしまった。

 その後、二人の間では会話が弾まず、杏子は女性に掛けられる言葉を探し続けていた。

継母『……着いたわよ、無事に』

 女性はそう言って、車を道路脇へ寄せ、ハザードランプを点けた。

杏子『……あの』

継母『何? 杏子ちゃん』

 杏子からの問いかけを受け、女性はシフトノブをニュートラルにし、サイドブレーキを引く。

杏子『どうして名前を呼んであげないんですか?』

 杏子は少女の名前を口にして、女性に尋ねる。

 先程の会話でも、女性は「あの子」としか言わなかったし、
 少女に対しても「貴女」としか呼びかけるところしか、杏子は見ていない。

継母『資格が無いもの、私には』

 女性は自嘲気味に笑って答えた。

杏子『そんな……資格って……』

継母『……言ったでしょう? 「加担してる」、って』

杏子『え?』

 ……まさか。

継母『察しが良いわね。「仕事」なの、それが、私の仕事』

杏子『それって、もしかして……』

継母『知ってると思うわ、勘のいい子だから。
   勿論、私からは何も言ってないし、あの子も私に訊いてはこない。
 ……大体、喋った時点で契約違反だもの、私』

 女性は淀みなく杏子の質問に答え続ける。

 杏子は再び言葉を失った。


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