過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(振り返る杏子)
[saga]
2011/10/24(月) 07:21:46.23 ID:MZm53/7AO
思い返せば、少女の口から、自分の父親の話が出たことは一度もなかった。
自分はどうだっただろう? 杏子はこの半年余りを振り返ってみる。
『父さんは融通の利かないところも多いけどさ、あたしは尊敬してるんだ。
だって、言葉を尽くすことを諦めないできたからこそ、今の家族みんながあるんだし。
……まあ、一日の食事がリンゴ半分、ってのはもうゴメンだけどね』
少女は優しく笑って、こう答えた気がする。
『最後に茶化さなくてもいいんだよ?』
杏子ちゃんはお父さんのことが大好きなんだね、とも言ったはず。
まるで自分のことのように喜んでいる少女の姿を見て、杏子は得意気になっていたのかもしれない。
『母さんったら、あたしがピーマン嫌いだ、って言ったら、
夕食にピーマンの肉詰めを二晩続けて出すんだよ?
「杏子は挽き肉好きでしょう?」、とか言って、微笑みながら……』
面白いお母さんだね、と少女は笑いながら、
『……でも、少し羨ましいな。うちのお母さん、私のイヤがることは絶対にしないもん』
『えー、そっちの方が羨ましいよ、あたしは』
『ふふ、そうかもね』
二人して笑った。
詳しいことはわからない。杏子には、わからない。
でも、ひとつだけ、ハッキリとわかることがある。
あたしは、……あたしは救い難い大間抜けだ。
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