過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(懺悔室にて)
[saga]
2011/10/27(木) 04:35:47.79 ID:DL+HCIKAO
少女『……最近、お母さんの様子がちょっとおかしいの』
杏子『どんなふうに?』
思わず訊いてしまった。
少女『今日もね、杏子ちゃんの家に行くから、って言ったら、
「いちいち言わなくていいわ」、って返事が返ってきて』
少女『前はどこへ行くにも、必ず尋ねてきたのに、だよ?
……でも、冷たくなったわけじゃないの。物凄く優しいの、前よりもずっと』
少女『玄関で私を見送る時もね、
「貴女は本当にいい子よ」とか、いきなり言い出して。びっくりしちゃった』
少女は苦笑いしているみたいだ。
少女『本当にいい子だったら、
お母さんにあんな苦しそうな顔はさせない筈なんだけどな……』
杏子は何も応えられない。
少女もそれをわかっていて、喋り続けているのだろう。
少女『……ねえ杏子ちゃん、あの日、お母さんと何を話したの?』
さっきと同じ質問。もう、はぐらかせない。
杏子『言えない』
少女『そっか。それじゃ、仕方がないね』
じゃあ質問を変えます、と少女は明るい声で言った。
少女『杏子ちゃんは私と会うの、もうイヤですか?』
訪れる沈黙。
杏子『……あの』
少女『イエスか、ノーで答えて欲しいな』
少女の声は震えている。
杏子は言葉が見つからない。
少女『……杏子ちゃんは、私のこと、嫌いになっちゃった?』
杏子『そんなわけないよ!』
言葉がないのなら、動くしかない。
杏子は立ち上がり、少女のいる側へと急いで移った。
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