過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(走り込む杏子)
[saga]
2011/10/27(木) 05:59:06.02 ID:DL+HCIKAO
スポーツジム ロベルタ
一時間十三キロのペースで佐倉杏子はランニングマシンの上を走っていた。
かなりのハイペースだが、今の自分には丁度いいくらいだ、と杏子は思う。
そんな杏子の姿を見た顔見知りのトレーナーが、杏子の方へニヤニヤしながら寄ってきた。
トレーナー「貴女、今日デートなんじゃなかったっけ?」
杏子「……いや、いいんす。これで……」タッタッ
流石に普通に会話をするのはキツいので、最小限の受け答えに留める。
トレーナー「いいわぁ、若いって」ウフフ
杏子「……」フッフッ
若い、か。
今の自分よりずっと若い頃の事を思い出していたので、上手い切り返しが思いつかない。
トレーナー「アタシだったら、仕事もそこそこにして、夜に備えるけどな」
そう言って、トレーナーは杏子を面白そうに見ている。
杏子「一応……備えてる、つもりですけど……」フッフッ
トレーナー「……そう。そんな相手なんだ、今日の人」フフ
無闇に鋭い。そして、非常におせっかいだ、と杏子は感じる。
トレーナー「今の彼氏に悪いとは思わない?」
少し考えた。
杏子「……彼氏じゃ、ないんで」タッタッ
トレーナー「なるほどね」
杏子「……仕事、いいんすか?」フッフッ
トレーナー「アタシもね、デートなの、今日。それで省エネ中」クスクス
今の彼にメロメロなの、とトレーナーは笑いながら言う。
杏子「……メロメロ、すか」ハッハッ
トレーナー「いと、メロメロ」ククク
機嫌が良さそうに笑う屈強な体つきの男性を横目に、杏子はひたすら走り続ける。
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