過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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298:ほむマミ派(走り込む杏子)[saga]
2011/10/27(木) 05:59:06.02 ID:DL+HCIKAO

 スポーツジム ロベルタ


 一時間十三キロのペースで佐倉杏子はランニングマシンの上を走っていた。
 かなりのハイペースだが、今の自分には丁度いいくらいだ、と杏子は思う。

 そんな杏子の姿を見た顔見知りのトレーナーが、杏子の方へニヤニヤしながら寄ってきた。

トレーナー「貴女、今日デートなんじゃなかったっけ?」

杏子「……いや、いいんす。これで……」タッタッ

 流石に普通に会話をするのはキツいので、最小限の受け答えに留める。

トレーナー「いいわぁ、若いって」ウフフ

杏子「……」フッフッ

 若い、か。

 今の自分よりずっと若い頃の事を思い出していたので、上手い切り返しが思いつかない。

トレーナー「アタシだったら、仕事もそこそこにして、夜に備えるけどな」

 そう言って、トレーナーは杏子を面白そうに見ている。

杏子「一応……備えてる、つもりですけど……」フッフッ

トレーナー「……そう。そんな相手なんだ、今日の人」フフ

 無闇に鋭い。そして、非常におせっかいだ、と杏子は感じる。

トレーナー「今の彼氏に悪いとは思わない?」

 少し考えた。

杏子「……彼氏じゃ、ないんで」タッタッ

トレーナー「なるほどね」

杏子「……仕事、いいんすか?」フッフッ

トレーナー「アタシもね、デートなの、今日。それで省エネ中」クスクス

 今の彼にメロメロなの、とトレーナーは笑いながら言う。

杏子「……メロメロ、すか」ハッハッ

トレーナー「いと、メロメロ」ククク

 機嫌が良さそうに笑う屈強な体つきの男性を横目に、杏子はひたすら走り続ける。


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