過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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301:ほむマミ派(さやかとばったり出くわしちゃう杏子)[saga]
2011/10/27(木) 23:08:51.64 ID:DL+HCIKAO

 街中


杏子(まだ四時間近くあるな、約束の時間まで)

 現在、午後二時過ぎ。
 普段だったら勤め先の鯛焼き屋で、雇われ店長として働いている時間である。
 
 今日は休みを元々入れてあった。
 平日でないと中々休みを取れないのは、立場上仕方のないことだ。

杏子(ゲーセン……いや、金が掛かることはしばらくカットしないと)

杏子(でも、家に居ても落ち着かねーし……なんか)

杏子(かといって、あのままジムに居たら、ヘトヘトになるまで身体動かしちまうし……多分)

杏子(図書館……ないな……)

杏子(……こうやって考えると、あたしって無趣味だなぁ)

 行くあても無く、ただぶらついていると見知った顔が目に入ってしまった。

杏子(あ! さやか……)

 鍛え抜いている杏子の脚力なら、気付かれないうちに遠くへ走り去れた……はず。 
 なのに、脚が動かない。視線も動かせない。

杏子(なんであいつがこんな時間に……)

 あたしには関係ない、という声が杏子の頭の中で弱々しく響く。

杏子(会社、どうしたんだろ……)

 『他人』の心配をしている場合なのだろうか?
 このまま突っ立ってると、見つかる。

杏子(ちょっと、痩せたか?)

 距離が近づく。もう逃げ出しても遅い。

 視線がぶつかる。一瞬で曇る相手の表情。
 ほぼ同時に杏子の胸にチクリと痛みが走った。

杏子「……あ」

 佐倉杏子史上、屈指の情けない呻き。


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