過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(泣かせる杏子)
[saga]
2011/10/29(土) 23:02:59.09 ID:R2zfgssAO
普通の表情をして歩いていた美樹さやかが、自分を見た途端に顔色を変えた。
これまでの経緯を考えれば当然のことなのに、杏子にはそれがショックだった。
そして、ショックを覚えた自分にも、やはりショックを覚えてしまう。
さやか「……ほんと、転校生、最悪だわ」
杏子には意味がわからない。
杏子「なんだ? それ」
とりあえず、素直に訊いてみた。
当たり前に話しかけている自身の滑稽さを度外視して。
さやか「何、普通に話しかけてんの? ナンパとか、マジで要らないんだけど」
怒り心頭といった顔つきと口調のさやか。
杏子はさやかのこの表情も、この喋り方も、よく見知っている。
おかしな言い方だが、少し懐かしい。
杏子「……だったら、行けよ……あたしもあんたに話なんて……」
対して、弱々しい自分の声。
以前だったら、ここから杏子もエキサイトしていくパターンなのに、全く持って冴えない。
これまたおかしな言い方だが、実に情けない。
さやか「なんかさ、ガッカリだわ。
もうちょっとマシなやつだったはずなんだけど、あんたも、まどかも」
杏子「おまっ、自分はまどかとキスとかしといて……」
さやか「関係ないよね? あたしとあんたは他人なんだから」
杏子「あ、ああそうだよ。関係なんかねーよな」
杏子のキレのない返事を受け、さやかは俯いて黙り込んだ。
次、さやかが顔を上げたときには、目にいっぱいの涙を溜めているに違いない。
そんなことを思いながら、杏子も相手に合わせて黙り込む。
杏子(何やってんだ、あたし……)
十秒もしないうちにさやかが顔を上げ、杏子を睨みつけた。
予想通り、溢れんばかりの涙を両眼に携えて。
杏子はその姿を見て、何故か急に伝えるべきことを思い出した。
杏子「……あの」
さやか「んじゃ、この時間帯にここいらを歩かなきゃ……」
……いつもそうだ、こいつは。
肝心な時に限って、人の話なんて聞きやしない。
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