過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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315:ほむマミ派(公園にて杏子)[saga]
2011/11/03(木) 23:43:07.09 ID:DgaBA9DAO


杏子「で、あんた達は何してんの? ここで」

タツヤ「美術部のスケッチの下見、らしいです」

杏子「それって、スケッチした方が早くね?」

タツヤ「僕もそう思います」

 言いながら、タツヤはクスッと笑う。

杏子「……余裕あんな。羨ましいよ、ホント」

 素直な感想を伝えた。
 頭を使って話すことを、杏子は正直だるいと感じている。

タツヤ「杏子さんはどうしたんですか? ここへは一人で?」

杏子「まぁね。人と会う約束はあんだけどさ……それまで、暇」

 余計なことは言わない方が良い。そう直感した。

タツヤ「じゃあ、しばらくはお話出来ますね。嬉しいなぁ」

杏子「……あんたが嬉しいのは別にいんだけどさぁ、ずっと睨まれてんだけど?」

 先ほどから、同じ少女の視線を感じ続けている。
 他の女子二人はその様子を面白そうに見ていた。杏子にとっては好ましくない雰囲気。

 と思ったら、杏子の方を真っ直ぐ見ながら、その少女が近付いてきた。
 隣のタツヤは少しイヤそうな表情。

少女「あの」

 杏子に向かって話し掛けてきた。

杏子「こんにちは」

少女「貴女、鹿目君とはどういう関係なんですか?」

 無視された。

 少女に苛立ち混じりの質問をされる理由がイマイチわからない。いや、大体はわかる。
 タツヤの顔が能面のようになっているのを、杏子は横目で確認した。

杏子「この子のお姉さんの知り合いだけど?」

 タツヤに右手を差し向けて答える。

少女「そうですか。私たち、部活動の下見で来てるんで、もういいですか?」

タツヤ「ちょっと……」

少女「鹿目君は黙ってて」

 家で大人しくしていれば良かった。
 そう思いながら、杏子は口を開く。

杏子「悪いね、あたしまだ話すことあるから、もう少しだけ借りるわ、鹿目君」


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