過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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341:ほむマミ派(詰め寄りまどか)[saga]
2011/11/15(火) 00:24:36.14 ID:kckCqM+7o

 街中


 目的地までの道のりで少しずつ会話が弾むようになってきた。

まどか「杏子ちゃんはさ、どうして今日、わたしを誘ってくれたの?」

 当然の疑問がまどかの口から出る。遅すぎた位だ。

杏子「ぶっちゃけるとね、あたし友達いないから」

 我ながら上手く言えた。
 ただ、まどかの顔を見ると全く納得出来ていない表情。

まどか「今から嫌なこと言うけどいい?」

杏子「……いいよ、別に」

まどか「わたしが杏子ちゃんの立場だったら、わたしのこと許せない」

 変な言い方だね、と弱々しく笑んで付け加えてきた。

杏子「まどかでも、許せない、なんて言うのな」

 話を逸らそうとしている自分が情けない。今日は、情けない、のオンパレード。

まどか「杏子ちゃんは誤魔化すの下手だね」

杏子「どういうこと?」

 まどかはじっくりと言葉を選ぼうとしているようだ。
 その横顔を見ていると、昔のことが連想される。

まどか「さやかちゃん、凄く辛そうだったよ。昼ご飯も残してたし」

杏子「……ふーん、そうなんだ」

 白々しい、と、情けない、しか今の自分にはないような気がして仕方がない。
 一時間も走ったせいで、ろくな切り返しが出来ないと責任転嫁。

 若干の間の後、何かが纏まったようで、まどかが口を開く。

まどか「信じていいんだよね? 杏子ちゃんのこと」

杏子「意味がよくわかんねーけど……」

まどか「わたし、杏子ちゃんのこと、信じてもいいんだよね?」

 たたみ掛けてくる。

杏子「信じる、って何を?」

まどか「遠慮しない。わたし、さやかちゃんには遠慮しないから」

 強く言い放つまどか。
 まるで、昔、家を出た頃の自分を見ているようだ、と杏子は思う。


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