過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(汲みまどか)
[sage saga]
2011/11/20(日) 19:04:24.65 ID:2+vNiUJeo
「杏子ちゃんは何飲む?」
空になったコップを二つ手に取り、まどかが訊いてきた。
「んー、炭酸だったら何でもいいや。……わりぃけど氷も入れて」
「えへへ、かしこまりー」
ドアを開け、ちょこちょこと出て行く後ろ姿は、服装が変わっただけで昔と変わらない。
杏子はカーペットに直に寝そべり、漫画を読んでいる。
少年向けの格闘漫画で内容は単純。主人公より少し強い敵が出てきて、苦闘の末撃破。
そしてまた少しレベルの上がった敵が出てきて……の繰り返し。
こういった漫画を読むときの杏子は、その読ませるメカニズムを分析することに重点を置いていた。
仕事に直接活かされることは多分無いが、能動的、客観的に『見る』ことはやはり大事だと考えている。
(あいつはよく泣いてたな、漫画読んで)
ここにはいない人物を思い浮かべた。何故漫画を読んで泣くのか、と質問したこともある。
『なんで、って質問するあんたがわかんないよ』
そう答えて、また泣いていた。
(……やめよ、無意味だ)
思考を遮断し、読んでいた漫画を放る。そして仰向けになり、大の字に手足を伸ばした。
杏子は天井を何も考えずに眺め、ただ呼吸をする。吐いて、吸って、吐いて。
足音が近づいてきた。続けてドアの開く音。
「うわ、びっくりした」
「ああ、わり。何入れてきてくれたの?」
杏子は顔だけをまどかの方へ向ける。
「くふふ、飲んでみてのお楽しみだよ」
まどかの表情は少しずつ明るくなってきている。喜ばしいことだ、多分。
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