過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派(まどか入浴)
[sage saga]
2011/12/16(金) 20:16:28.53 ID:rULLwwmAO
鹿目邸 浴室
脱衣所で衣服を脱ぎ、洗濯籠へ入れる。
まどかは自分の裸を見ないように視線を落とし、浴室へと向かった。
浴室のドアを開けるとしっかりと湯船にお湯が張られていた。 有難いことだ。 本当に有難いことだ。
今日は自分が一番最後の入浴になるので、このまま浸かっても良かったが躊躇われた。
まどかはシャワーの栓をひねる。
頭からシャワーの湯を浴び、そのまま立ち尽くした。 暖かくて気持ちよいが、心の内はまるで晴れない。
母が家に居てくれて良かった。
本来なら喜べる事ではない。 長年の激務と、アルコールの多量摂取の複合で身体を壊し、休職中なのだから。
『まどかみたいな稼ぎ手が戻ってきてくれて良かったよ……、皮肉じゃないぞ、これ』
そう言って、母である詢子は、まどかが実家に戻った時、家を出る前とはなんら変わらない態度で出迎えてくれた。
父の知久も同じように優しかった。 やはり父の作る料理はおいしい。 いつも、おいしい。
弟のタツヤも態度が素直ではないだけで、まどかの帰宅を可能な限り出迎えてくれる。 ほぼ毎日だ。
その全てがまどかにとって暖かくて、嬉しくて、頼もしくて、そして、何故か苦しい。
身体を伝う温かな水。
それは確かにまどかの体温を上げているのに、自身の事として意識出来ない。
自分は今、泣いている。
シャワーの勢いを強め、全身で涙を流すような妄想をしてみるが、意味はまるでない。
どうしてだろう?
何も考えたくはないのに、考えずにはいられず、考えなど纏まらない。
どうしようもないと思う。 まどかは自分自身の事を本当にどうしようもないと思う。
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