過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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527:ほむマミ派 ◆CuwcoLXTJ2[sage saga]
2012/05/16(水) 23:47:43.12 ID:DyK7ZW7AO


「……その変態におねだりをせがむマミは、より一層の変態さんね」

 いまいち切れ味に欠ける返し。 我ながらそう思う。

「ええ……そうね……」

 再度くすくすと笑いながら、間髪入れずに返事をしてきた。 物真似のつもりだろうか。

 こういう雰囲気のまま、彼女とベッドの上で絡み合うこと自体初めてで、落ち着かない。
 今までが歪んでいた、と言ってしまえばそれで話が終わってしまうが。

 私がマミに負荷を掛け、彼女が嫌がるふりをして、それに応じる、というやり方に慣れきっていたことを今更反省する。

「今日、何か良いことでもあった?」

 なんとか、それだけ呟いた。

「……内緒」

 埒があかない。 攻めの手を緩めたところから、ずっと彼女のターンが続いている気がする。

「ねえ、マミ……」

「いいの」

「え?」

 マミが突然、私の両肩を掴み、身体を押し上げようとしてきた。 何故か抵抗出来ず、為すがままの自分。

「……どうしたの? 急に」

「ほむらさんの方こそ、今日何かあったでしょ?」

 真剣な眼差しで見据えられ、言葉を失ってしまう。

「別に、何も……」

「嘘。 私にだって、それ位わかるもの。 こうしてると余計によくわかる」

 お互いに動きが止まってしまい、私はマミから視線を逸らさないようにするので手一杯になってしまった。

 先ほどまでとはまるで別人のような鋭い眼光を湛え、彼女はじっと睨みつけてくる。

「言わなくていいから、イエスか、ノーかで答えて。 ……笑ったりしないわ」

 質問の意味がわからない。 いや、わからないふりが出来ない。

 このまま倒れこんでしまいたい、とふと頭に浮かぶも、応えられない私にその資格はない。


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