過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派
◆CuwcoLXTJ2
[sage saga]
2012/06/28(木) 22:36:40.41 ID:658TL0ZAO
待てど暮らせど、おでこへのキスはやってこなかった。
「さあ、巴さん、そのダルンダルンになった御顔を引き締めて。 社畜の時間よ?」
目を開くと、なんともいえないニヤニヤさ加減でほむらがこちらを見ている。 担がれた。 完全に担がれた。
「……騙したわね?」
「人聞きが悪いわね。 励ましたの」
現時点で頬がかなりの熱を持っている。 それくらいはマミにも自覚出来ている、と思う。 頬が熱い。 本当に熱い。
「今の目を瞑った巴さんの表情……最高だったわ。 それくらい色ボケしてればまだまだいけると思う」
「ちょっと!」
「あー、その元気はキーボードにぶつけて頂戴。 それ以外は要らない。 今は、要らない」
瞬時に表情を引き締め、ほむらは音を立てることなく立ち上がる。
「ほむらさん、やっぱり今朝のこと怒ってるでしょ?」
怒りを全く隠せていない声色で、すらりとした黒スーツの後ろ姿に問い掛けた。
「いいえ、別に?」
憎たらしい程の無表情が振り向く。
今の彼女からは本心をまるで読み取れない。 理由は明白で、マミ自身の精神状態が平時のものではないからだ。 良くない意味で。
そんなこちらの事情まるで鑑みることなく、また後で、とだけ言い、ほむらは本当にベンチから去っていってしまった。
取り残されたマミは仕方なく気持ちを切り替えざるを得ない。 そうせざるを得ない。
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