過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派
◆CuwcoLXTJ2
[sage saga]
2012/08/13(月) 01:06:18.58 ID:YnyWui8Qo
十分後。
元通りに荷造りを終え、マミは一度息を長く吐いた。
私が話しかけても、もう大丈夫だろう。 体を完全に起こして、ソファへしっかりと座り直した。
「マミ、忘れものとか――」
こちらを遮るかのように、彼女は再び荷を広げ始める。 それを見て、思わず、「え?」、と呟いてしまった。
「やっぱり、変? ほむらさんから見て、おかしいかな?」
手に持ったサニタリーバッグに視線を向けたまま、マミは恥ずかしそうに微笑む。
その笑顔に、ほんの少し胸を締め付けられる思いがした。
「いえ、おかしくはないけど……、そんなに研修が楽しみだなんて、知らなかった」
今、自分は間抜けなことを口にした、と言った直後に思う。 そこから、しばし沈黙が続き、先ほどと同じ光景を眺め続けた。
「……もっと、どーんと構えられたら、っていつも思うんだけど、ダメね」
突然、ぽつりとマミが呟いた。 視線と動作はそのままで。
「用心深いのは良いことじゃない。 私も見習わなくちゃ、って思ったわ」
自らの意思で言っておきながら、どこかしっくりこない。 まぎれもない本心であるはずなのに、何かが違う、という感覚。
察したのか、マミがこちらを向き、ふふ、と笑った。 私は黙って彼女の言葉を待つ。
「ちょっと、昔話してもいい?」
「ええ、聞きたい。 ただ、先に気の済むまで準備をしてからの方がいいと思う」
「……そしたら、ほむらさんも手伝ってくれる? 何かしら、新たな発見があるかもしれないし」
「勿論、喜んで」
二人して、くすくすと笑いながら、一週間の旅行にしてはやや多めの荷物と対峙し始めた。
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