過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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629:ほむマミ派 ◆CuwcoLXTJ2[saga]
2012/11/02(金) 21:44:53.20 ID:GlYSRWMPo


 ミストサウナで肌寒くない室温に保たれたバスルームにて。  

 大人二人が余裕で寝そべることのできる洗い場は、マミ一人の手によって完璧に掃除が行き届いていた。
 そんな快適な環境で、マミの手によって丁寧かつ素早く、背中に泡だてられたボディソープを塗りたくられている。

 事務的な感じがしなくもないが、その距離感が何故か好ましい。

「腋の下を洗うから、腕を上げて?」

 マミの声が真後ろから聴こえてくる。 浴室内特有のエコーが彼女の声質によくマッチしていて、聴いているだけでくすぐったい。

 言われるままに腕を九十度上げ、両手を頬に当てた状態で、マミのアクションを黙って待った。
 くすぐったくないように、力を加減して洗ってくれる彼女のその手際が、実にくすぐったくて、いいのだ。

 我ながら、本当にバカだと思う。

「……何ニヤニヤしてるの?」

「いえ、別に何も」

「ふぅん、まあいいけど」

 最近、色々と見抜かれやすくなっている気がする。 顔も見ずによくわかるものだ。

「ほむらさん、ちょっとこっち向いて」

 不意にそんな言葉を掛けられたかと思うと、彼女に腰を掴まれて、半ば無理矢理にターンさせられ、対面。
 企みの漏れ出た笑みを湛え、マミが無言でこちらを見つめてくる。 たっぷりと泡の絡まった両手の指をわきわきさせながら、だ。

 なんとなく嫌な予感がして、両腕を下ろしてしまった。

「あぁん、どうして腕を下げちゃうの? 今の可愛かったのに」

「だって、前は自分で洗えるし……」

「ダメよ。 今は私の時間なんだから。 腕を上げなさい」

「でも……」

「上げなさい」


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