過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:11:33.91 ID:Jz48P6Uzo

 恭介と肩を並べると、さやかは缶のプルタブを摘み上げた。
 小気味の良い音と共に中の空気が溢れ出し、コーヒーの香りが鼻腔に伝わってくる。

さやか「……あったかい」

恭介「そうだね。あったかい」

 コーヒーを口に含む。
 苦味が口の中に広がり、しかしそれを上回る勢いで甘味が口内を覆い尽くしていく。

さやか「おいしー」

恭介「うん。おいしい」

 そんな彼の返事に、さやかは言葉に出来ない微妙な違和感を覚えた。
 恭介は、何か悩み事を抱えている。
 長年の付き合いゆえにそれを見抜いた彼女は、恭介の横顔を覗き見た。
 彼の顔色は平常時のそれとなんら変わらない様に見える。だが、見えるだけだ。

さやか「どしたの? なんか悩み事でもあるわけ?」

 さやかの言葉を受けた恭介が、はっとした顔で彼女を見た。
 それから恭介は苦笑を浮かべて、観念したかのように口を開く。

恭介「あるといったら、あるかな」

さやか「ふふーん、親友の悩み事と聞いたら黙っちゃいられませんなぁ。さやかちゃんが相談に乗ってあげよう!」

恭介「本当かい? ありがとうさやか!」

さやか「いいっていいって。それで悩み事って何?」

恭介「うん、それなんだけどね……」


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