過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/17(土) 02:33:06.09 ID:Wi8XFkb1o

??????『あーもしもし、こちらは影から世界を支配したい魔術結社、明け色の陽射し。でもって私はそのボスの』

ステイル「バードウェイ、だろう」

 電話に出たのは、まどか達よりも幼いレイヴィニア=バードウェイと呼ばれる少女だ。
 可愛らしい外見とは裏腹に精鋭揃いの魔術結社の長であり、必要悪の教会すら捻り潰せる実力の持ち主でもある。
 そんな彼女の口から零れるのは、人を馬鹿にしたようなため息の音。

バードウェイ『つまらない男だな。さすがは私の妹からの求愛を突っぱねる種無しなだけはある』

ステイル「誰が種無しだ! ……コホン。実は折り入って頼みたいことがあってね」

バードウェイ『もったいぶった口振りだが、最近世界を騒がせている≪マギカ≫と関係があるのかな?』

 マギカとは、正確には違うものの簡単に言ってしまえば女性魔術師を指す言葉だ。
 魔術サイドで使われることはあまりないが、最近は魔法少女を指してマギカと呼ぶ者もいる。
 そりゃあ誰だって、シリアスな雰囲気の時に『マジカルガール』だの『まほーしょーじょ』だの言いたくないだろう。

ステイル「そんなところだよ」

バードウェイ『本来ならイギリス清教に貸してやる知恵も言葉も時間もありはしないのだが、今回は特別だ。話すといい』

ステイル「僕が望む物は――――」

 促されたままに要求を話すと、彼女はそのまま黙り込んでしまった。
 十秒が経ち、やがて二十秒が過ぎようとして、さすがに苛立ちを感じたステイルが言葉を発するより先に、

バードウェイ『くくっ』

 くぐもった笑い声が耳に届く。

バードウェイ『十字教に北欧神話、神道の術式や風水にも手を出していたとは聞いたことがあるが』

ステイル「なんだ?」

バードウェイ『貪欲だな。強くなるためならばなんでもやるか。そうまでして舞台装置の魔女を倒したいのかな』



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