過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/17(土) 02:34:13.10 ID:Wi8XFkb1o

ステイル「だがあの子は万能の存在じゃない。神でもなければ、魔神ですらない。
       いますぐに見知らぬ誰かを救うため、地の果てまで向かうことは出来ない」

バードウェイ『……だから?』



ステイル「僕は彼女の代理だ」



 底冷えするような低い声で、炎の魔術師は堂々と言った。

ステイル「彼女に救えない者がいるなら僕が救おう。彼女を阻む障害があるなら焼き払おう」

ステイル「彼女なら魔法少女を救おうとするだろうし、魔法少女を苦しめる要因を取り除こうとするだろう」

ステイル「単なる端役で、矮小な魔術師に過ぎないが……」

ステイル「それでも」

ステイル「彼女の代理として、魔法少女のために戦うくらいは出来るはずだ」

 言い切ってから、ステイルは深いため息をついた。
 今の言葉は、もちろん本心から来る物だ。
 だが果たしてそれだけなのかと問われれば、彼は満足に頷くことが出来ない。
 そもそも、“あの子”を救えなかった自分が彼女の代理人を名乗るということ自体もおかしいのであるが……

 新しく増えた“戦う理由”にはもっと別の、それでいて単純な意味がある。
 ただ、それを言うのが少し気恥ずかしかっただけだ。



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