過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/23(日) 11:28:54.74 ID:0+JoybrIo



―――――――――――――――カチッ―――――――――――――――



杏子「――えのか!!」

ほむら「終わったわ」

杏子「は?」

 見ると、既にほむらは『ライフリング・メルトダウナー』を構えていた。
 時間停止の魔法だ。便利だが、事前に一声掛けてくれと思わずにはいられない杏子。

ほむら「撃つから伏せていなさい」

 そう言うと、ほむらは巨大な銃身を丁寧に、まるで想い人に触れるかのように優しく抱いた。
 銃口――否、砲口から光の粒が溢れ出す。

杏子「なにがなんだか分かんねーしああもう!」

 地面に槍を突き立てる杏子の叫びを無視してほむらが引き金を絞った。
 『ライフリング・メルトダウナー』の砲身がガタガタと揺れ始め、砲口からは白い光が迸っている。
 直後、真っ白な閃光が杏子の視界を覆い尽くした。

杏子「まぶっ――――」

 しい、と言い切る前に。
 今日一番の衝撃が杏子の体に襲い掛かった。

杏子「えっ、あっ、わっなぁぁぁぁあぁぁぁぁ!?」

 全身に圧し掛かる理不尽な壁。あるいは不条理な重圧。抗うことの出来ない物理法則。
 かつて味わったことのない、強烈な衝撃が彼女の体に襲い掛かったのだ。
 視界を奪われたままの彼女は槍にしがみつくことでその衝撃波という嵐に耐えようとするが、先に地面が崩壊してしまう。
 何が起きたのかすら分からないまま、杏子の意識は闇へと沈んでいった。



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