過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/23(日) 11:31:00.98 ID:0+JoybrIo

――余談だが、この『ライフリング・メルトダウナー』は、学園都市が有する超能力者、その第四位である『原子崩し』を、
 純粋な工学技術のみで再現した上で『破壊力』のみを追求した兵装である。
 科学サイドと魔術サイドの抗争の際にはこれを装備した『Equ.DarkMatter』がその猛威を振るったのだが。
 あくまで余談でしかない。

杏子「なんかアレだよね、このままスタッフロール流れそうな勢いじゃない?」

ほむら「そうね……疲れたわ」

杏子「どこぞの合唱団の歌声がちゃららーって鳴り響いてそう」

 等と言っていると、冗談抜きでそんな歌声が聞こえてきた。
 ほむらだろうか? なかなか茶目っ気があるのかもしれない。

杏子「アンタ歌上手いじゃん。天使の歌声ってやつ?」

ほむら「そんな気力なんてないわよ……とにかく歌うのは止めてちょうだい」

杏子「は? 歌ってるのはアンタだろうが」

ほむら「……じゃあ誰が歌っているのよ?」

 ぞくり、と。
 背中に冷たい物を感じて杏子は槍を手に取った。
 ほむらも同じように大口径の拳銃を構え、注意深く周囲を観察している。
 そうしている間にも歌声はますます大きくなる。

 その歌声の響きたるや、まさしく天使の歌声と言い表すべきか。
 しかしそれは詩を謳い上げるようにゆるやかで、一定のリズムを刻んでいる。
 ただし杏子にはその歌の、肝心の内容がまったく聞き取れていなかった。

 否、聞き取れていなかったと言うのは正確ではない。
 彼女の聴力は魔力によって研ぎ澄まされていたし、彼女の父からの教えで語学にもある程度精通していた。
 簡単な英語や独語の歌ならばゆっくりめでも聞き取り、理解することが出来る。
 ここで問題なのは、その内容が『人間の語る言語』ではなかったことだ。

杏子「なぁほむら」

ほむら「なに?」

杏子「これってさ」


杏子「ノイズ?」


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