過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/29(土) 01:00:07.48 ID:a/C0+favo

一方その頃――ロンドンのとあるアパートにて。

                インキュベーター
バードウェイ「なに? 孵卵器について私の意見を聞きたいだと?」

 まどか達よりほんの少し年下の少女、魔術結社のボスであるバードウェイが面倒くさそうに言った。
 すでに季節は春だか夏だか分からない曖昧な状態に差し掛かっているが、
 彼女はさして気にした様子も無く年中無休で安置(もとい放置)されているコタツに半身を突っ込んでいる。

 そんなだらしのないボスを見ながら、彼女の部下である黒い礼服にスカーフのマークは、
 紅茶が注がれた湯飲みを一口すすって頷いた。

マーク「はい。あの地球外生命体の契約行為を見てボスはどう思われますか?」

バードウェイ「知るか馬鹿。そんなことよりゲームを手伝え」

マーク「ボス! 最後の出番なんですよ! 真面目にシリアスにですね!!」

バードウェイ「チッ、分かった分かった……孵卵器、ああ面倒だしキュゥべぇでいいか。キュゥべぇだがな」

マーク「はい」

バードウェイ「例えるなら悪徳商法、詐欺師だな。事前の説明を怠って契約を迫るその姿勢は国によっては罰せられるだろう」

マーク「やはりそう思いますか?」

バードウェイ「ああ。とはいえこれはあくまで一般論だ。私個人としては……そうだな」

 バードウェイはうっすらとした笑みを浮かべた。非常に愉しそうな表情のまま彼女は話を続ける。

バードウェイ「非常に賢い連中だと思うよ。その考え方も、理解出来ないものではない」

マーク「ええ!? 宇宙の熱的平衡だの寿命を延ばすだのと胡散臭いことを言っている連中ですよ!?」

バードウェイ「そうだな。私達からしてみればそんなことより今日の夕食をどうするかの方が大事だ」

マーク「それは違うような……」

バードウェイ「しかし奴らにとってはそうではない」

マーク「なぜです?」


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