過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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260:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/31(月) 01:42:52.33 ID:liDrNwkZo

――炎の巨人が舞台装置に挑みかかっている頃。
 その間近で地面に文字を書き殴っていたシェリーは、満足そうに笑みを浮かべた。

シェリー「準備完了ね。オルソラ、アンタは魔法少女のところに引き返しな」

オルソラ「まぁ、よろしいのでございますか?」

シェリー「魔女の大群の動きを見てみなさい。ヤツらは魔法少女の魔力に惹かれて別行動を取り始めてるわ」

シェリー「二手に分かれて行動ってなワケだ。魔法少女中心のグループは魔女の群れを蹴散らせ」

オルソラ「シェリーさんはどうなさるおつもりでございましょうか?」

シェリー「ハン! あの歯車ヤローの口の中に土をたんまりねじ込んで、薄気味悪い哄笑が一生出来なくなるようにしてやるさ」

 シェリーが軽く伸びをしながら立ち上がった。
 その瞳はけたたましく笑う魔女のみを捉えて離さない。

オルソラ「……承知の上かとは思いますが、シェリーさん」

シェリー「死ぬな、でしょう? 分かっているわ」

シェリー「生憎だが成し遂げたいことが腐るほどあるんでな。ここでくたばってやるつもりは微塵もねぇよ」

 オルソラは頷くと、無骨なメイス片手に瓦礫の中に姿を消した。
 それを見届けたシェリーは、小さな石で固められたコイン――土の属性を司る象徴武器を左手に握り締めた。

シェリー「……さーて、デケェ態度かましてる大天使様よぉ」

 そう言って、シェリーは自身を見下ろす緑色の大天使を睨みつけた。
 オイルパステルを掲げて見せる。
 途端に、彼女から見て左手側にある地面がぼこっ、と音を立てて隆起した。
 まずコンクリートによって足が作られ、次にコンクリート混じりの岩石によって胴体が作られていった。


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