過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 15:55:51.37 ID:qiKmOo2yo

 恭介は照れくさそうに自分の鼻を掻き、それから顔を赤くして、

恭介「その……聴いてもらいたい人がいるんだ。一番最初に」

以下略



280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 15:56:36.49 ID:qiKmOo2yo

 恭介の呟きを聞いたさやかは、壁に手をつきながら彼の目線を追う。
 避難スペースから別の通路に通じる一角で、大人の男性が大きく手を振って何かを叫んでいた。

――コンクリートの瓦礫が壁をぶち破ったんだ! 女の子が柱に巻き込まれてる! 男手を呼んで来てくれ!
以下略



281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 15:57:33.22 ID:qiKmOo2yo

さやか「えっと……誰だっけ?」

「えーっ!? “ゆま”のこと忘れちゃったのー!?」

以下略



282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 15:58:38.94 ID:qiKmOo2yo

――足りないピースが見つかった、とでも表現すればいいのだろうか。
 この少女は、かつて病院で使い魔に襲われ、さやかの願いによって生きながらえた女の子だったのだ。

さやか「あなたは……あの時の」
以下略



283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 15:59:05.76 ID:qiKmOo2yo

 そうだ、魔法少女はすごいのだ。
 条理を捻じ曲げ、不可能を可能にするのが魔法少女なんだから。

さやか「……まぁ、あたしはすごくないけどね」
以下略



284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 15:59:32.11 ID:qiKmOo2yo

――群がる人の海を掻き分け、現場に辿り着いた恭介が見たものは。
 三メートルはあろうかという巨大なビルの瓦礫が、体育館の壁に横穴を作っている惨状だった。
 一体どれほどの速度で打ち出されればこのような非現実的な状況を作ることが出来るのだろうか。

以下略



285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 16:00:16.43 ID:qiKmOo2yo

知久「ママ、タオル!」

詢子「あいよ!」

以下略



286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 16:01:04.23 ID:qiKmOo2yo

さやか「ふっ……んん……!!」

 腰を深く下ろし、彼女はその障害を抱えるように両手を大きく回す。
 するとさやかは、力任せにそれを抱え上げようとした。
以下略



287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 16:01:56.62 ID:qiKmOo2yo

 恭介の身体が弾かれるように飛び出し、まっすぐ突き進む。
 感覚のない左手で仁美の体を支えると、もう一方の右手で力任せに引き抜いた。
 直後、ズシン、と重みのある地響きを立てて瓦礫がふたたび地面に着いた。

以下略



288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/06(日) 16:02:33.72 ID:qiKmOo2yo

仁美「んっ……」

 仁美の目蓋がピクリと動いた。
 ゆっくりと全身を強張らせて、彼女は目を開く。
以下略



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