過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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(神奈川県)
[saga]
2011/11/06(日) 16:02:33.72 ID:qiKmOo2yo
仁美「んっ……」
仁美の目蓋がピクリと動いた。
ゆっくりと全身を強張らせて、彼女は目を開く。
それから小さな声で、さやかに話しかけようとした。
仁美「さや……か……さん?」
さやか「おはよう仁美」
仁美「なに……が、あったの……ですか?」
さやか「色々とね。後で説明するよ」
仁美「……そう」
ふたたび意識を失った仁美を抱え上げると、さやかは体育館の奥へ戻るため踵を返した。
そして不思議そうに首をかしげる。
彼女の歩みを阻むように、ゴーグルを掛けた短髪の少女――ミサカが仁王立ちしていたからだ。
ミサカ「……あなたは魔法少女ですね? とミサカはコスプレ少女に確認を求めます」
さやか「うん、そうだけど。ステイルたちのお知り合いさん?」
ミサカ「間接的にはそうとも言えます。志筑仁美は私が預かりましょう、とミサカは手を差し出します」
さやか「あ、ありがとう」
ミサカは仁美を両手に抱えると、感情の乏しい表情をかすかに悲しそうに歪めた。肩をすくめる。
二人のやり取りを固唾を呑んで見守っていた大人達に目をやると、彼女は口を開いた。
ミサカ「申し訳ありませんが、どこが落ち着ける場所まで誘導をお願いしてもよろしいでしょうか! とミサカは問いかけます」
知久「あー……そうだね、とりあえず奥まで戻ろう。その子は僕が運ぶよ」
ミサカ「心配はご無用です。意識のない少女を運ぶのに離れていますから。誘導を頼みます、とミサカは再度促します」
詢子「向こうに救急キットがあったはずだ、急げ!」
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