過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:39:41.37 ID:X/EtjjWKo

杏子「あはははっ! くくっ、ふふっ、あははは!」

――とうとう堪えきれなくなって、アタシは噴き出し、大きく笑ってしまった。

杏子「やめてくんない? そーいうの……なんてゆーかさぁ、ボロありすぎ」

 目の前で、父親の姿をした人形が大きくよろめいた。

杏子「アタシの中の親父はね……」

 目を閉じる。
 そして、思い出す。
 かつてステイルたちと共に足を運んだ教会で、杏子が聞いた言葉を。
 杏子が目にした、彼女の心の中に住む父親の姿を。

杏子「アタシの信じる道を突き進めって……」

 両目を見開くと、杏子は祈りの姿勢を解いた。
 実在しない人形がわなわなと震えだした。

杏子「背中をどーんと押してくれるんだよ! バーカ!!」

 杏子の言葉と共に――人形が砕け散る。

 それは、杏子がトラウマに打ち勝ったことを。
 そして同時に、本当の意味で自分と向き合えた事を意味していた。



杏子「いくよ……≪ロッソ・ファンタズマ≫!」

 赤い輝きが杏子を包み込む――



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