過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/16(水) 01:34:15.07 ID:mseecDI+o

 ズンッと鈍い音が響いて、二体の巨人の背にいびつな水翼が生えた。
 それは二人の敗北を意味しているに等しい。

ステイル「ふん……ここまでか。でもよくやった方だね。生きてるのが不思議なくらいだ」

 自嘲気味に呟くステイルの顔には、なぜか笑みが浮かんでいる。

シェリー「確かに、そうかもしれないわね」

 シェリーも同じように笑いながら、余裕をもった動きで伸びをした。

 二〇〇メートルを超える水翼がでたらめにうごめき、二体の巨人を容赦なく切り刻む。

シェリー「そいつらはくれてあげるわ」

 シェリーの左手がさっと動き、地面に複雑な魔法陣を描き上げた。
 それに倣うでもなく、ステイルも右手に持つカードを振りかざした。

 直後。二体の巨人が、己に溜め込まれた力を解放して“自壊”していく。

 火のテレズマと、土のテレズマが『神の力』を押さえ込むように内側へと押し流される。

ステイル「冥土の土産ならぬ、天界の土産にするといい」

 膨大なテレズマが小さな結界を作り出し、かつ内部で恐ろしい規模の爆発を連鎖的に引き起こしていく。

 もとより、イノケンティウスとゴーレムエリスを構成するは火と土のテレズマの塊である。
 自身の持ちうるそれと比べても見劣りしないエネルギーの奔流を受ければ、いかに『神の力』とて対応できない。

 とはいえそれだけでは決定打にはならないのだが――



ステイル「うちのアラトゥエ(アラウンドトゥエンティー)は、君たちの天敵さ」



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