過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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383:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/21(月) 01:08:56.91 ID:T5W1IwwWo

――ボロボロの槍を手にしていた杏子が、やんわりと笑みを浮かべながら振り返った。

杏子「伏せてなほむら。突っ立ってたら、庇いきれないんだよね」

ほむら「……何の話?」

 怪訝そうに眉をひそめ、肩に当てた手に力を込める。
 嫌な予感がした。なにか嫌なことが起こる、そんな予感がほむらの胸中に生まれていた。
 杏子は黙って半身を逸らし、ほむらに魔女の姿を見せた。

ほむら「……っ!?」

 魔女の身体から、五〇を超えるであろう大小様々なリボンが伸びていた。
 ある一定の長さまで伸びたリボンは、複雑に絡まり、裂け、巨大な砲を形作っている。

 そう。

 魔女から分かれたリボンのどれもが、ティロ・フィナーレの大砲とほぼ同じ形をしていたのだ。

 驚きの声を上げるよりも早く、二人と魔女との間に赤い鉄柵のような壁が生まれた。
 その壁には見覚えがあった。杏子が構築する、いわゆる一つの結界だ。

ほむら「結界ね……持つのかしら?」

杏子「持たなかったら、あんただけでも逃げろよな」

ほむら「え?」

 そこで彼女は、なぜか自分を庇うようにして立っている杏子の姿を見た。

 問い詰めようとする間もなく、視界が光で埋め尽くされて――


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