過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/26(月) 22:48:29.67 ID:2kYXaSMso

杏子「ったく、結局なんもなかっただろー? 中学生なんだし寄り道くらいするってーの」

さやか「文句はほむらに言いなさいよ。それに最近は物騒だから、敏感なくらいがちょうどいいってーの」

ステイル「さすが、元行方不明者は言うことが違うね」

さやか「うぐっ……」

杏子「経験者は語る! ってやつだな」 ゲラゲラ

さやか「つい最近まで戸籍すらなかったあんたに言われたかないってーの!」

杏子「うぐっ……」

 自分の勝手な行動が大きな心配を招いていたことに気付いて、まどかは申し訳なさそうに肩を落とした。
 その様子に気づいたステイルが、指輪の付いた左手を振って気にするなと意思表示。
 それでもまどかの表情は晴れない。
 彼はそんな彼女を見て眉根を寄せると、口を開いた。

ステイル「……君は単に、巴マミのこと面影を求めてここを訪れただけだろう?」

ステイル「なに、僕らのことは気にすることないさ。勝手に勘違いして勝手に慌てただけだからね」

 いわば自爆したわけだ、と彼は続けた。
 彼の気遣いに感謝しつつも、まどかはスカートを翻して扉の脇に立った。

まどか「えへへ、それじゃ帰ろっか」

さやか「ん、なんか用事あったんでしょ? もういいの?」

まどか「うん、今のところは……ね」

 精一杯笑顔を作って、まどかは玄関へと歩き始めた。
 あくまで自然を装って、周囲の目を欺いて。
 悩み事の無い、ただの少女を演じる。


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