過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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516:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/19(月) 03:39:14.61 ID:+QGOG7/do

「……でも」

「だからって、あんな選択を強いるのは間違いです」

 それはばつの悪そうな顔になると、それっきり口を噤んでしまう。
 対する少女の表情には怒りと悲哀が混じったそれへと移り変わり、その目には非難の色を宿していた。

「あなただって分かってるはずです。ほむらちゃんは、もう……」

 その先を告げるよりも早く、それは目を見開いて髪に当たる部位を靡かせ、白い地面に足を付けた。
 その表情は妙に活き活きとしていて、体中から生気が感じられるようにも見える。
 それはふたたび口元に歪な亀裂を生じさせて口を開いた。

「話はそれまでだ」

「え?」

「決断は下された。傾聴したまえ、鹿目まどか……いや」

「waitescnvnlks円acnvlasapois理fwopmgzlrucme」

 その時になって初めて少女――否、魔女を消すだけの概念は、
 それの視線がほむらに対して注がれていることに気付いた。
 翡翠の瞳に映った、黒髪の少女の顔に迷いは見られない。


 ――ただ、それだけで。

 かつて鹿目まどかとして生を受け、魔女を消すだけの概念へと成り果てた存在は、全てを悟った。




 決断は、下されたのだ。



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