過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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642:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 01:54:16.99 ID:i6zqtpqjo

 憤りと共に短く叫ぶ。

「っ――!」

 しかし圧し掛かる重圧と魔力の奔流に抗えるはずも無く。

「ぐううぅぅ――――っ!」

 全身に押し寄せる、波にも似た衝撃にステイルが一歩後ろへ引き下がろうとしたその時、

「……っ?」

 唐突に、ステイルの体が押し留められた。
 そして背中、正確にはやや腰上辺りに温かみのある何かが押し付けられた。
 気が遠くなるような苦痛と熱に苛まれつつ、その正体を探ろうと思案し、目星をつける。。


「これは……」


 背中に触れているのは、人の生命のぬくもりだろう、と。
 温かいし、若干柔らかいような気もする。いや固いか。固いな。薄い。だが人だろう。

 では今、自分の背にしがみつくようにしてステイルを支える者は誰か。
 考えた時間は主観で十秒。実際に流れた時間はおそらく一秒にも満たないはずだ、とステイルは思った。

 そんな時間的矛盾の中で、ステイルは後ろを振り返ることなく言葉を紡ぎだす。



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