過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/01(土) 02:59:31.12 ID:CwBGnqAWo

詢子「来年になったらお前は受験して、高校生になって、部活や勉強頑張って、また受験して、あるいは就職して……」

詢子「そんで大人になる。大人になってからもまだまだイベントは盛りだくさんだ!」

詢子「大人は良いぞー、辛いこともあるけどその分だけ楽しいからなー」

詢子「大人になったら若い頃の悩みやなんやらは、大抵笑い飛ばせるようになるからな」

まどか「ほんと?」

詢子「ああ、ホントさ」

 魔法少女になるか、ならないか。どんな願いを叶えて、どんな願いを捨てるのか。
 そういったわたしの抱える葛藤や逡巡が、笑い話に出来る日が来るのだろうか。

詢子「人生ってのは長いんだ。失敗することだってたくさんある。大事なのは、諦めないことだよ」

 ――人生は長い。大事なのは、諦めないこと。たぶん、ごくありふれた、ありきたりな言葉。
 だけどその時のわたしには、不思議とその言葉がとても大きく、そして素晴らしい物のように思えた。
 視野が広まっていく。
 なぜだろう、不安とか、そういうのが一気に解消されたような気がする。

まどか「……ありがと、ママ。わたし行ってくるね!」

詢子「へ? ああ、もうそこんな時間か。昼寝してるタツヤが目を覚ましちゃうな。いやぁ、時が経つのって早いわ」

まどか「その台詞、おばあちゃんみたいだよ」

 頬を引きつらせるママに背を向けると、わたしは走って玄関まで向かった。
 そこでちょうどゴミ出しから戻ってきたパパと、ばったり遭遇する。


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