過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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781:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:00:27.14 ID:gOl/dYXso

「なーんの話をしてんのよな?」

「最悪の魔女に全てを台無しにされた、哀れで美しい、どうしようもない世界のお話よ」

 イライラする話し方だ。
 眉間に皺が寄るのを自覚しながら、もう一度フランベルジェを構え直す。

「あんたの話は興味深いが、こっちも忙しいのよな。もうちょっと分かりやすく話してもらえると助かるんだが」

「……この世界は、もう間もなく滅ぶ」

「そんなこたぁまーだ分からんのよ」

「暁美ほむらは再契約を果たし、魔女になったのでしょう? なら、それが答えですよ」

「……まるで全部知ってましたってぇ口振りよな」

 織莉子は腕の中のキリカに視線を落として、優しく微笑んだ。

「ええ、識っていたわ。私が見た四つの結末(バッド・エンド)の内の一つだもの」

 フランベルジェを振り回している自分が言えた身分ではないが……
 いちいち気障な台詞を吐かないと気が済まないのだろうか。
 横目で結界の状況を窺いつつ、建宮は話の先を促すように頷いた。

「私が見た未来の内、一つは全てが無為になる結末だった。
 二つ目が、鹿目まどかが最悪の魔女となって世界が滅ぶ結末。
 そして三つ目が、ワルプルギスの夜によって大勢の犠牲者を出しながらも世界が存続する最良の結末よ」

「んじゃ、そのどれでもない今の世界の結末はどうなるのよな?」

「……言ったでしょう。もう間もなく滅ぶ、と」



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