過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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794:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:12:11.50 ID:gOl/dYXso

「――今なんて言ったのよな、あぁ!?」

「うおっ、口の中が血だらけだぜぃ」

「土御門元春ッ!」

 まぁまぁ、と魔導書の原典を片手に海原が二人の間に割って入った。
 これ以上無駄に暴れれば実力で捻じ伏せると、そう言いたいのだろう。
 だが建宮はその制止を無視して土御門を睨みつけた。彼は肩をすくめておどけてみせる。それから口を開いた。

「鹿目まどかが結界の中枢に辿り着いた時点で仕掛けが起動し、魔女と接触した時点で起爆する仕掛けの爆弾だ」

「ひどい……ッ!」

 対馬と五和の、悲鳴にも似た声が響き渡る。
 土御門はうんざりしたような調子でかぶりを振り、上空に広がる砂時計の底を右の親指で指し示した。

「お前らまさか、犠牲無しでアレをどうにかできるとか本気で思ってたのか?」

「――ッ」

「トーシロのガキじゃあるまいし、プロの魔術師だったらもっと現実を見ることだな。
 アレはこの星全体をどうにかしちまうようなイカれた物だぞ。第三次世界大戦なんかとは比べ物にならないんだ」

 土御門の言葉は正論だ。
 正論だからこそ――建宮の怒りは収まらない。

「詳しい起爆方法や仕掛けはアレが消えた時にでもゆっくり話すとして……ひとまず俺達に出来ることをやろうじゃないか」

「……ステイル=マグヌスだっているんだぞ、結界の中に」

「それがどうした?」



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