過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/03(月) 02:19:55.99 ID:i7VUGE2Eo

まどか「さやかちゃんのお願い事はね、もっと自分に正直になれますように、だって」

 さやからしい回答だ。

まどか「かわいいお願いだよね。それで杏子ちゃんなんだけど」

まどか「杏子ちゃんはね、今の自分も悪くないけど、それでもやっぱり昔の自分に魔法少女になるなって伝えたいんだって」

 杏子の経歴を思い出して、ステイルは納得したように頷いた。

まどか「それで仁美ちゃんがね、お友達と本音で話し合うことなんだって」

まどか「さやかちゃんのこともそうだけど、たぶん仁美ちゃんも気付いてるんだよね……わたしたちが何をしてるのか、とか」

 そう思うと、少し彼女には悪いことをしてしまったなと思う。
 だがワルプルギスの夜が終われば、大体の問題は解決する。
 それまで仁美には我慢してもらうほかあるまい。

まどか「上条君はもっと逞しくなることみたい。今のままだとさやかちゃんが王子様だもんね、てぃひひっ」

 確かに彼は若干痩せているが、傷が癒えれば体力も戻って筋肉も付くだろうに。
 それだけ、美樹さやかが魔女になった時に自身の無力さを痛感したのか。

まどか「中沢くんはよくわかんないって。どっちでもいいとは言わなかったよ」

 ……本当にどっちでもいいキャラで通っているのか、彼は。

まどか「他にもお腹いっぱいチーズバーガー食べるって言った子とか、大金持ちになるとか――」

 まどかの言葉を聞きながら、ステイルはクラスメイトの顔を思い浮かべた。
 短い付き合いだし、ろくに話したこともない者も中にはいたが、それでも愛着が沸くのだ。
 ひとしきり願いを述べ終えると、まどかは肩をすくめて俯いた。


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