過去ログ - 少女「ハッピーバースデー、つかまえて」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/09/21(水) 01:47:38.92 ID:9DOyG3EAO
少女「いいの、そんな呑気にテレビなんか見てて」

突然、僕の横から声がした。

いきなり声をかけられたもので、僕の身体はビクリと反射してしまう。

少女「やあ」

……振り向くと、そこには先ほどの少女がベッドに腰かけている。

僕「な、なんでここに……!」

少女「なんでって。様子見ですよ、あなたがどんな動きをするか……ね」

僕「……高見の見物か?」

少女「ん〜、ちょっと違いますね。でも助けられるか部分は助ける、とも言ったはずですけど?」

僕「それは、まあ……」

少女「それに、時間を無駄にするより動けるだけ動いた方が後で後悔しませんよ?」

少女「もう、彼女が死ぬスケジュールはわかってしまってるんですから……」

沈んだ口調で、少女は僕に言い聞かせた……。

テレビから流れるニュースの雰囲気とは、ひどく相性の悪いように聞こえる。

そんな落ちた話題を少女は口走る。

少女「でも事実だから、ね」

だからこそ、余計に少女の言葉が嫌に感じたんだ……。

僕の胸に、モヤモヤした霧のような物体がたまったのがわかった。


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