過去ログ - 唯「ポケットモンスターアズサ!!」
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426:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/19(土) 04:12:57.98 ID:3g0nKzyb0
回想
俺には両親がいなかった。正確には小さい頃に死んでしまったんだが、覚えていないのなら、同じことだろう。
ヘラクロス「ヘラッ!」
ヘラクロス野生1「ヘラ!(落ちこぼれはあっちに行ってろ!)」
バシンと殴られる。そのせいか、周りから虐げられた。
ヘラクロス「へラッ!ヘラ……ヘラ!(俺は落ちこぼれじゃない!俺は……むしキングになるポケモンだ!)」
だから、俺は強くなりたかった。世界で一番になるくらいに。
ヘラクロス野生2「ヘラ?ヘラ、へッへッへッ(お前が?冗談はやめろ、ハッハッハッ)」
ヘラクロス「へラッ!(冗談かどうか見せてやる!」
俺は……夢を達成するために強さを身につけ、周りに証明していった。そして、勝ち続けた。でも……。
ヘラクロス野生3「ヘラ!(あいつだ!)」
ヘラクロス野生4「ヘラ!(逃げろ!)」
他のヘラクロス達よりも俺は強くなった。ここらにいるヘラクロスよりも。でも……虚しかった。そして、俺の周りには誰もいなくなった。俺は1人になった。
ヘラクロス「ヘラ……(腹減った……)」
俺がこいつの仲間になる前……餌が異様に少なくなっていた。
ヘラクロス野生5「ヘラ(食べ物を集めてきた)」
ヘラクロス野生6「ヘラ(ちゃんととっておこうぜ)」
周りの皆は協力して、餌を確保していた。俺は……
ヘラクロス野生7「へラ!(やつが来た!)」
ヘラクロス野生8「ヘラ!(逃げろ!)」
ずっと、1人だった。俺を馬鹿にするヘラクロス達はいなくなった。俺は……1人になりたくて、強くなったんだろうか。本当に俺は正しかったのか。そんなことを思っていた、そんな時だった。こいつらに出会ったのは……。こいつらは俺にたくさんの餌をくれた。そして、戦いに敗れ、仲間になった。
唯「ヘラ太は私のパーティのエースだね!」
ある日、夜の特訓であいつはそんなことを言った。
アズサ「私じゃないんですか……シュン」
唯「アズニャンは私のパーティのキャプテンだよ!」
アズサ「キャプテンですか。なら、エースの座は譲るです」
ヘラクロス「ヘラ(ふん)」
唯「期待してるよ〜。ナデナデ。ニコニコ」
あいつは間抜けな顔をして、笑いながら撫でてきた。でも……暖かった。
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