過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」2<br>
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31: ◆v2TDmACLlM[saga]
2011/09/22(木) 00:02:48.13 ID:+rdcYnFr0



  「――――」

数秒、数十秒、もしかしたら数時間。

  「――アハッ」

そんな声が、世界に溢れた。
愉快に、可憐に、可愛く聞こえるそんな笑い声は、
しかし、その本人を見たらそんな言葉は紡げないだろう。

  「アハハハハハハハハハ」

歪に唇が裂かれ、焦点の合わない目でそう笑う少女はどこまでも壊れていた。

  「さって、と」

砂利のこすれる音が響く。
一歩、少女が踏み出した音だった。

御坂「行こっかな」

少女は歩む、一歩、また一歩、進んでは行けない道を突き進む。
その目はどこか濁っていた。その表情はどこか可笑しかった。

御坂「アハハ」

既にその少女は、誰もが知る超能力者ではなかった。





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