過去ログ - フレンダ「あの子を護ってあげて・・・」介旅「おい！」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/09/22(木) 01:29:36.74 ID:NssDJJ340
少女は携帯で通話をしながら雨の中を走っていた。彼女はかなり切羽詰まっている様子で
携帯に向かって怒鳴っている。

「どこ？どこなの何でもっと事前に情報渡してくれない訳？」

「あら！ごめんね〜。こっちもできるだけ早く伝えようとしてるんだけど
なかなかできなくてね〜。あ、間違えたそこ左じゃなくて右ね。」

少女は方向転換をしながらギリッとを食いしばった。この女はわざとやっている。
こんな重要なことさえもぎりぎりにしか教えてくれなかった。

少女が走り蹴りあげられた大量の水滴が彼女の体を容赦なく濡らしていく。
自慢のブロンド髪もぐしょぐしょだ。しかし今はどうでもいい。

彼女の碧眼に焦りが見えた。
この狭い路地を抜ければ目的地のビルの狭間の暗い広場に出る。

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